身近でできる植物観察!〜春編2: Xさんを探せ!〜
残念ながら、まだまだ収束せず自粛の日々が続きますね。
私は引き続き在宅勤務で、仕事の有無にかかわらず、ずーっと家にこもっています。
ここ数日で、家での過ごし方に少しずつ慣れてきたかもしれません。
今日は仕事はお休みの日でした。もちろんずっとstay home。
テレビを見たり、本を読んだり、楽器を吹いたり…(実は昔から金管楽器をやっております!!)
いろいろなことをしましたが、まだ今日はあと2時間半ほどある!動いてないから眠くない!笑
ということで、ちょっとこれ、向き合ってみますか。
前々から「これなんだろう」と思いつつ、調べられていなかったのです…笑
あと2時間半で調べられるかな!レッツトライ〜!
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私はポケット図鑑は持っていますが、本格的な図鑑は図書館で見る庶民です(本当は欲しい)。
なので、花の名前はインターネットで調べることの方が多いかもしれません。
さぁ今回のXさん、都心部で見たのですが、家の近くでは見ないんだよね。なので、多分外来種かと思います。
かなりザックリしていますが、季節と花の色も入れて「外来種 春 白」で調べてみましょう。
うーん、ハルジオンやハナニラの写真が多いな、Xさんは出てきません。
次は、科を推定して調べてみようか。
花のかたち的に、フウロソウのなかまかな?
「フウロソウ科 外来」…出てこない、ちがいそう。
じゃあ次は、違うと思うけど一応。
「ゴマノハグサ科 外来」…やっぱ違うね。
うーん、他に思いつく科がない。
改めて写真を見る。やっぱり特徴はこの壺みたいな形のつぼみ、そして毛が生えている!
「つぼみ 毛 雑草」で調べてみようか。
…いろいろな花が出てきましたが、Xさんではないんだけどちょっと似ている花の写真を発見!(おぉっ、そろそろ正体にたどりつけそうだぞ、という心の声)
名前をみると「オランダミミナグサ」でした。
オランダミミナグサってハコベの仲間だよね(これは知っていた)
(正体を知る心の準備をしつつ)
「ナデシコ科 外来」…あった!
Xさんの招待は、シロバナマンテマ!?
(えーと、シロバナマンテマの近縁種でホザキマンテマというのがいるらしい。。こっちかもしれないな。。ただホザキマンテマの学名 Silene dichotoma で調べたところ、海外のサイトを含めてヒットし、もっと花弁の割れ目が深いことを確認)
ということで、Xさんの招待は、シロバナマンテマ、でしょう!!
ブログの文章を書きつつ、最後は近縁種の違いに迷いつつ、23時すぎとなりました。
ふぅ、私もまだまだ、みちくさの経験をもっと積まねば。
自粛期間のうちに、これまで撮って正体が分からない方々を調べようかな。
それでは、おやすみなさい〜。
※参考サイト
三河の植物観察 シロバナマンテマ
http://mikawanoyasou.org/data/sirobanamantema.htm
ヒガンバナの季節
みなさん、もう見ましたか?
今年初のヒガンバナ、私は昨日でした!
小雨の降るなか都内を歩いてたら見つけました。
今日も地元で見つけたので、ぱちり。
なんかね、ヒガンバナが咲く頃の気温が結構好きなんです。
涼しくなり始めたけど、まだ寒くはないからとっても快適。
それと、高校生の頃に文化祭ではっちゃけたような記憶も、ヒガンバナとともに帰ってくるのよねぇ。
日本のヒガンバナは「3倍体」で、染色体のセットが奇数なので、種を作ることができません。
種の代わりに、球根で増えています。
そんなこんなで今年もヒガンバナに出会えて嬉しい私ですが、ひとつ気づいたこともあります。
ほら、最初の写真をよく見てみると。。
そう、昨日も今日も、ヤブランがヒガンバナとともに咲いていたのです。
(ヤブランはランではなく、キジカクシ科というグループの花です)
こいつら仲良しなのかな。。!?
みなさんも、よかったらヤブランにも目を向けて見てくださいね〜〜(^-^)
探険記録(動物編)
前回の記事で予告した通り、探険で見つけた生き物を振り返ってご紹介します!
※前回の記事:探険だー! - 未知草のーと(ミチクサノート)
①ナミギセル
第一印象は、驚き。
「海じゃなくて森の中なのに、こんな巻貝いるんだ!!?」
その次に思った第二印象(?)も、驚き。
「体の割に、貝殻でかっ!」
よく見ると、腹足(這っている足)がぴょこんと見えていますね。
こんなに小さな足で、重力に逆らって体を支えているなんて、人間の常識を超えているぞ!って私は思いました。
クモそのものでなく、白く目立ったクモの巣が最初に目に入りました。
彼らは自分の巣に帯状やギザギザの模様をつくることがあり、「隠れ帯」「白帯(はくたい)」と呼ばれています。
身を守るためのカモフラージュのため、昆虫を誘引させてつかまえるため、と諸説あるようです。
こいつはまだ子グモ。隠れ帯を上手に使って、おっきくなるまで生き延びるんだぞ〜!
③キイロトラカミキリ
なるほど感の強い、お名前。
黄色くてトラ柄のカミキリムシということでしょうか。
「でも虎って黄色いから、わざわざキイロってつけなくてもいいじゃん」と、
素人感覚で思いましたが、他にも〇〇トラカミキリってたくさんいました。
すみません、まだまだ勉強が必要ですね・・・!
伐採されて積み上げられた材木のところに、たくさんいました。
④キンバエ
ハエというとどうしても汚いイメージを抱いてしまいますが、ごめんなさい。
こんなに綺麗なハエがいるんですね!
これは色素によるものではなく、「構造色」です。
微細構造によって光が干渉し、特定の波長の光が強められてキラキラ光って見えます。
そういえば小さい頃、お菓子とかのオマケでシークレットのフィギュアとかあったなぁ。
シークレットは大抵ラメとかが入っているキラキラだったような気がします。
どうしてもキラキラなものって心惹かれるんだよね、なぜだろうか・・・。
キンバエがなぜキラキラをもつように進化したのかも、気になります。
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ということで、以上、動物編でした!
面白い生き物がいるんだと思うと、ちょっと暑くてもまたお出かけしようかなって気持ちになります。
近いうちにまた探険しにいこうかな。
探険だー!
お久しぶりです!
今日は、自然観察のプロの方々と一緒に探険に行きました!!
今まで知らなかった生き物たちとの出会いに、ノートを片手にドキドキ。
午前10時過ぎ、フィールドに到着。
予想通り、探険開始直後から、もうノートが埋まるわ埋まるわ。
あぁ、一度見て聞いただけでは覚えられない!
・・・でも大丈夫。だってここは大自然の中だもの。
私「これはなんですか?」
師匠「あぁこれはホタルガだよ」
私「へぇ〜、初めての出会いです!」
その後しばらく歩いて・・・あっ!!
私「これってホタルガですか?」
師匠「そうだよ」
・・・というように、歩いて出会っては名前をつぶやきます!
三回目の出会いでは、
私「あ、ホタルガだ!しかもよく見ると頭も赤くて、ホタルの色そっくりですね!」
どうですか?私のつぶやきに自信と観察力がついてるでしょ?笑
そんなこんなで、探険は5時過ぎに終わりました。
最後にノートに書いた生き物の名前を数えたら、植物・昆虫・クモ・両生類・菌類、合わせて95種類!多様な生物に出会った証拠です。
まさに、生物多様性ってこういうことなのかもしれない。そう感じました。
95種類のなかには、一回しか出会えず、自力で名前をつぶやく機会がなかった生き物もいました。
このままだと記憶から離れていく、、それはさみしい!
なので、今日は叶わなかった二度目の出会いの代わりとして、
いくつかの生物については今後ここで紹介できたらなと思います(^^)
日光浴。
最近、日光浴がちょっとマイブームです。
あっそ!なんじゃそりゃ!と思ったそこのあなた。結構これが気持ちいいんですよ。
ほら、こんな感じ。。
これは、きのう立ち寄った近所の雑木林の様子。
太陽の光が心地よくて、自然なあくびをさせてくれる。
あとね、日光浴中はもちろんですが、意外と翌日以降もいい思いをするんですよ(*^^*)
いっぱい勉強したり動いたり働いたりで、あぁつかれた!!と思った時も、日光浴の時の皮膚の感覚を思い出すと、ちょっと元気になれるんです。
わたし前世は植物だったのかもしれない。
雑木林じゃなくても、日光・ほんの少しの植物・座るスペースがあれば、もうそこは日光浴スポット!
みなさんもお試しあれ〜。